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1.新しく生産される反物の激減
最近は、多くの方が着物を古い着物を手放されているようですが。着物は日本の古き良き考え方からでき上がった、すばらしい日本独自の生産物です。
着物には、日本の色(数百種類)、日本の織り(紬、縮緬、綸子等多数)、素材(絹、綿、麻等)、日本の文様(亀甲、麻の葉、青海波等数百種類)など数え切れないほどの種類がありその伝統の深さは、世界的にも類をみません。
そのような日本の伝統の着物がこの10年以内に古着買い取り業者によって集められ時には、二束三文の値段で引き取られています。必要な方には、安く分配されている物もございますが、本当の価値のあるものは時期が来るまで保管されていると思います。
なぜ、そんなに集められているかというと、着物は再生できる物(反物に直して作り直せる)なので、骨董品のように良い物は価値が上がるからです。新しい反物が売れないので、どんどん生産者(メーカー)は、仕事をやめてしまっています。浴衣でさえ、メーカーが無くなっていて反物が手に入らなくなっているのです。
着物は、保存の仕方では、50年以上持ちます.再生して作り直せます。
価値観をもたれる方は、ぜひ生かす方法を考えて下さいますようお願いいたします。
2.日本文化再考の勧め
IT産業の急速な技術進歩により現在は、どこの国へもネットで一瞬に繋がる時代になりました。そのため日本人より日本文化に詳しいような外国人も多く日本を訪れるようになり、益々日本人自身がもっと日本の文化を掘り起こして学び直さなければならない時代になってきているように感じます。
戦後の教育の中で、私自日本の文化より米国の文化へのあこがれが強く、自国の文化を否定まではしておりませんが、あまり深く勉強をしてこなかったことにこの年齢になって気づくようになりました。
私の世代の多くが、そのようでは無いかと思います。
米国の植民地的な保護により高度成長してきた日本は、ここ数年の間に、自民党政権の元に憲法改正などを経てやっと本当の意味で日本国として独立し、自国文化を見直しすべき時期が来たのでは無いかと思っています。
戦後の米国は、世界の警察と言われるような圧倒的な軍事力/経済力によって発展してきましたが、その経済も中国の台頭によって陰りも見えてきた所で新大統領が生まれ現在は変革の時期にきています。
その中で、日本の立ち位置が今世界でも注目されておりますが、経済面では
軍事力を背景にしたハードパワーによる米国や中国・ロシヤ対して、日本はソフトパワーによって経済の発展を目指した方が良いという経済学者の意見があります。
つまり北風と太陽の話のように力で強引に人の購買意欲を得るでは無く、文化や本来の価値によって人々の支持を得て経済を勝ち取る方法です。
昔、米国車を強引にアメリカが売り込んでも日本車より性能の劣るアメ車が全然売れなかったのと同じことです。
このことだけを例に使うのは、いささか強引ではありますが、日本には建国300年の米国に比べて、一万年も続いた縄文時代からの本当に長い歴史があります。この価値とは、どのくらいのものなのか分かりませんが、少なからず他のどの国よりも人種の混じりが少なくその遺伝子は、長い年月を経て日本人が日本を自覚するようになるまで続いてきています。
だからこそ日本文化の研究は、日本人が真に国際的になるために必要では無いかと私は考えます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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